2022年 新年のご挨拶

 全国青果物商業協同組合連合会

                   

会 長  近藤 栄一郎

新年明けましておめでとうございます。

 令和4年の新春をさわやかにお迎えのこととお慶び申しあげます。旧年中は、全青連の運営の推進につきまして、ひとかたならぬ御支援、御協力を賜り厚く御礼申し上げます。本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

 御承知のとおり、昨年の新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」という。)により、大都市圏等を中心として相当な期間、緊急事態宣言(以下「緊急事態」という。)が実施されました。緊急事態によって全青連会員傘下組合員(以下「組合員」という。)は、ホテル、飲食店などへの納品業務に大きな支障を生じ、経営に影響を受けました。

 さて組合員は、野菜・果物販売業として食品衛生法の規定に基づき、昨年の11月30日までに最寄りの保健所へ営業届出を終えました。同年の6月1日からはハサップの考え方を取り入れた衛生管理が求められており、日々の衛生管理の実施と記帳は、「身を守る盾」として、顧客からの信頼性の向上のために極めて重要であると考えていますので、組合員の皆様方におかれましては、引続き衛生管理の徹底をお願いします。

 近年わが国において、これまでのビジネスモデルを変化させるデジタルトランスフォーメーション(以下「DX」という。)が進展してきている状況にあります。青果業界と関係の深い卸売市場は、集荷・分荷、価格形成、代金決済、情報の受発信などの機能を有しており、DXの対応が求められてくると思っております。ペーパーレス、キャッシュレス、タッチレスなどの用語が定着している中、DXへの対応は、避けて通れない状況にあります。

 しかしながら、DXは多種多様なノウハウと技術であるため、専門性が高いスキルが求められます。こうした背景を踏まえると、中小零細な組合員や会員は、それらの対応には限界があり、関係省庁からの御指導や御支援によって推進していくことが必要であります。

 さらに令和5年10月1日からインボイス制度が始まります。令和5年3月31日までに登録制度におけるインボイス発行事業者の登録手続きを終えなければなりません。当該制度は中小企業にとって事務負担が懸念されるところですが、近年のデジタル技術を活用して対応していくことが必要ではないかと考えています。加えて本年1月1日から施行された「電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保存方法等に関する法律」いわゆる「電子帳簿保存法」の改正により、一定の要件により電子データによる保存が義務化されました。

 以上のように急激にデジタル技術を含めたDXなどが押し寄せてきています。全青連といたしましては、これらの課題などについて、理事会や合同委員会などあらゆる機会を通じて課題共有化や議論を高めていきたいと考えております。会員及び組合員と課題を共有化して、業界の一層の活性化が図られるよう尽力していく所存です。

コロナで、第40回「静岡大会」及び第41回「青森大会」並びに本年に開催予定であった第42回「広島地区」での全国大会は中止いたしました。来年第43回は、九州地区で開催することとしており、多くの会員との再会交流を通じて、会員間の連帯感及び組織の強化に資するよう意義のあるものと期待されるところです。

 我々会員は、生産者と消費者との間に位置する重要な使命を担う食品流通業として、今後とも消費者視点で業界発展のために尽力したいと考えております。

 年頭に当たり、皆様方の御商売のますますの御繁栄と御多幸を心からお祈り申し上げ御挨拶といたします。

                                 (了)