新年のご挨拶

全国青果物商業協同組合連合会

                     会 長  近藤 栄一郎

新年明けましておめでとうございます。

令和二年の新春をさわやかにお迎えのこととお慶び申しあげます。旧年中は、全青連の運営の推進につきまして、ひとかたならぬ御支援、御協力を賜り厚く御礼申し上げます。本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

昨年は、九州北部地方の大雨、台風十五号、台風十九号に見舞われました。多くの全青連会員傘下組合員(以下「組合員」という。)、生産者の方々が被災されました。改めてお見舞いを申し上げます。

全青連を取巻く情勢として、昨年十月から消費税率十パーセントのアップに伴う軽減税率の導入に加え、平成三十年に改正された卸売市場法は本年六月二十一日より施行されます。また同年に改正された食品衛生法で青果小売業は、営業届出になること。つけもの、そうざい等を調理・販売する場合には、簡易な飲食店の許可となること。併せて食品衛生責任者の設置が必要となります。このほかプラスチック製買物袋であるいわゆるレジ袋の有料化については、本年七月一日から一律施行となっております。

このように多くの組合員の経営に係る環境の変化の波が一度に押し寄せてきました。全青連の役員の皆様方におかれましては、過年度において経験のなかった諸課題への対応に尽力されていることに対しまして、改めて敬意を表するとともに感謝を申し上げます。

とりわけ、改正卸売市場法への対応は、全青連会員間で中央卸売市場等の条例改正の状況により、異なることと思料しているところですが、われわれは取引参加者の一員として、公正な売買取引などの環境を維持するためには、すくなくとも市場取引委員会等の設置が極めて肝要と考えております。さらに改正食品衛生法については、ハサップの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書は、厚生労働省の技術検討会の審査を終えて公表されました。今後は、手引書による衛生管理計画に則り、日々の衛生管理について記録保持していかなければなりません。

本年七月には、東京オリンピック・パラリンピック(以下「東京オリパラ」という。)が開催され、東京オリパラには、相当数のインバウンドが増えることが見込まれます。青果小売業においても、少なからずインバウンドへの対応に直面することがあろうかと思います。諸外国で進展しているキャッシュレス化への対応も喫緊の課題であると認識しております。

今後これまで以上に急速なITの進展が見込まれ、この対応への人材育成などが求められるものと考えているところです。

全青連といたしましては、これらの課題などについて、理事会や合同委員会などあらゆる機会を通じて検討していきたいと考えております。併せて会員の減少に伴う財政や運営の見直しの検討を行っていくことも必要と考えております。会員及び組合員と課題を共有化して、業界の一層の活性化が図られるよう尽力していく所存です。

今年の全国大会は、静岡市下で開催いたします。多くの会員との再会交流を通じて、会員間の連帯感及び組織の強化に資するよう意義のある全国大会が期待されるところです。

我々会員は、生産者と消費者との間に位置する重要な使命を担う食品流通業として、今後とも消費者視点で業界発展のために尽力したいと考えております。

年頭に当たり、皆様方の御商売のますますの御繁栄と御多幸を心からお祈り申し上げ御挨拶といたします。

(了)